不動産再生事業

一棟まるごとフル・リノベーション!
物件を蘇らせる不動産再生事業
都内23区で共同住宅やビルを、一棟まるごとフル・リノベーション(リフォーム)して、物件を再生する事業です。
東京には、好立地ながらまだ有効活用しきれていない中古一棟物件が多数存在しています。そのような物件の可能性を見出し、設備やデザインを一新して、物件を蘇らせます。

ゴミが散乱…
白い天井+土間リビングの空間に大胆に変貌

東京レーベルが再生を行なった「新高円寺レーベル」はもともと、多数のゴミが散乱し、足の踏み場もない状態でした。築15年ほどまだ建物自体はそこまで古くはない物件でしたが、ゴミの影響で異臭が漂っているような状態でした。
物件は、杉並区にあり東京メトロ丸ノ内線の駅から徒歩10分程の好立地でした。特に本物件のあるエリアは治安もよく、緑も溢れ、丸ノ内線を使って東京駅など都心・ビジネス街へのアクセスも良好な場所に位置していました。そこで女性をメインターゲットに据え、内装は主に白やシナ合板の淡い木目色を活かして、清潔感のある物件に蘇らせることを目指しました。
徹底的な清掃から始め、床・壁・天井・キッチン等の水回り設備など、内装はほぼ全て解体して一新。天井解体後の表しになったデッキプレートは、あえてそのまま活かしながら天井高を確保し、白い塗装を施して明るい空間に。1Fの3LDK住戸は、さらに個性を創り出すために、リビングを全面的に土間空間としました。白いデッキプレートの天井と相まって、外とも行き来しやすい開放的な多目的スペースを生み出すことができました。
結果として、この土間リビングを使った住戸には、大型犬と暮らしていらっしゃるご家族様にご入居いただき、この開放的なスペースを非常に有効的にご活用いただけました。

図面を復元し・検査済証を再度取得も。

好立地ながらも、時代背景も影響して検査済証がない一棟物件(共同住宅、ビルなど)が東京にも多数存在します。検査済証がないことにより、物件の価値、売買価格は一般的に大きく低下してしまいます。
ご紹介した新高円寺レーベルも、築15年ほどとまだ新しい建物ながら、「検査済証」の無い物件でした。そこで、検査済証と同等の確認済証を再取得すべく、物理的なリノベーションの推進と同時に、図面の復元を進めました。最初にハードルとなるのは、「情報の収集」です。具体的には、当初建設時の設計者や施工会社を見つけ出し、図面に関する情報を極力集めることが非常に重要となります。新高円寺レーベルの例でも、図面関連の収集に数ヶ月の時間を要しました。幸いにも、新築時の一部図面や構造に関する資料、施工写真などを入手することができたため、その後の図面復元作業・申請準備を進めることができました。
検査済証がないことにより著しく低下してしまった物件の価値を、図面の復元や検査済証と同等の確認済証を取得する方法によって、蘇らせることもできます。東京レーベルでは、こうした目に見えない部分の検討も含め、不動産再生プロジェクト全体を推進します。